狭いスペースではありますが、2013年夏の時点で32種、計35株のバラが店舗を囲んでいます。カフェ・ド・ロゼの名称も このバラ達にちなんで名付けられました。バラ達は春や秋のもっとも美しいシーズンはもとより、季節ごとに多彩な表情を見せてくれます。一気に若葉が芽生える早春、雨に打たれながら咲いている梅雨時のバラも美しいです。そして病気や虫の食害に耐え、灼熱の太陽にも抗うかのように咲く真夏のバラ。雪をかぶり、可憐ながらも その色の対比に思わず息をのむ冬のバラ…。店内からも数多くのバラがご覧いただけます。どうぞごゆっくりとお楽しみください。
2019年11月26日
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ローズカレンダー2020 |
2019年に撮りためた当店のバラの写真の中から季節感の有りそうなものを選び、カフェ・ド・ロゼ ローズカレンダー2020を作成いたしました。 よろしければパソコンの壁紙等でお使いください。
* それぞれクリックしていただきますと、拡大いたします。
* カレンダーのバラ:
表 紙 プリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケント(ピンク)
ザ・ウェッジウッド・ローズ(白)
レディー・オブ・シャーロット(右上 橙)
グラハム・トーマス(右下 黄)
1・2月 ピエール・ド・ロンサール
3・4月 グラハム・トーマス
5・6月 ストレリチア越しのイングリッシュローズ
7・8月 アルティシモ
9・10月 セプタード・アイル
11・12月 オデュッセイア 後ろのピンクは春風
* アクアリウムカレンダーのページへはこちらからどうぞ。 **アクアリウムカレンダーのページ**
2019年5月10日
長い連休中あまり天候に恵まれなかったここ練馬界隈、例年より一週間ほど早かった開花も途中でいったん止まって
しまいました。が、ここ数日の暖かさで 再び開花が本格化してきました。今朝も久々の五月晴れにバラたちが輝い
ています。
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アーチ付近: 超早咲きの「つるクリストフ ァーストーン」が最盛期、メ インの「つるファンタジア」 はようやく咲き始めました。 「つるプリンセスミチコ」・ 「イブピアッチェ」、その他 のバラたちは もう少し時間 がかかりそうです。 |
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店舗南側: 早咲きの「アルティシモ」や 「ガーデンパーティー」は今 が最盛期。「ウェスターラン ド」は八分咲き、「ドフトボ ルケ」「ジャストジョーイ」 「スワンレイク」は五分咲き 。春バラシーズン後半の主役 「ピエール ド ロンサール」 は早くも咲き始めました。 |
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東側店舗入り口付近: イングリッシュローズたちも いよいよ咲き始めました。比 較的早咲きの「ダーシーバッ セル」は今が最盛期ですが その他はこれから本番といっ たところです。 |
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北側テラス付近: いよいよ早咲きの「つるティ ファニー」・大輪のクレマチ ス「紫子丸」が咲き始めまし た。そのほかのバラたちは未 だ蕾ですが、その無数の蕾に 圧倒されます。(楽しみです !!) |
2019年4月23日
桜が終わり初夏を思わせる陽気に誘われて当店の花たちも一気に咲き始めました。 いよいよ待望の春バラシーズン
到来です! 今年は4月20日に 一重の大輪で四季咲きのつるバラ、アルティシモが一番乗りを果たしました。
これは昨年より6日遅い咲き始めですが 例年より1週間ほど早く、当店過去2番目タイ記録となります。 このま
ま暖かい日が続きますと 10連休中もかなり楽しめ、場合によってはちょうど見ごろとなるかもしれません。
アルティシモ
コデマリ ザ ウェッジウッド ローズ クレマチス ジョセフィーヌ
2017年5月16日
ここ練馬界隈では バラが咲き始めてから なかなか青空を見せてもらうことができません。それでもバラ達は順調
に咲き進み、いよいよ後半の主役、ピエールドロンサールやブラッシュノアゼット等が美しくなってきました。今は
盛りのイングリッシュローズ達も未だ花芽をたくさん付けておりますので、今週から来週にかけて素晴らしい光景を
期待できそうです。(すべてはお天気次第…からっと五月晴れ、お願いします!)
2017年5月11日
初夏を思わせる陽気に誘われて バラ達の本格的な開花が始まりました。今後の天候次第ですが、今週末から再来週辺りが絶好の見ごろとなりそうです。からっと爽快な五月晴れを期待したいですね。
2017年5月1日
いよいよバラのシーズン突入です! これまで最速だった昨年よりもさらに5日も早く、4月20日には一輪咲いて
いました! 今年の一番乗りは一重の大輪で四季咲きのつるバラ、アルティシモでした。今年は赤いバラの開花が早
く、つるクリストファーストーンやドフトボルケもその芳香を放ち始めました。その他 白に紅の覆輪が美しいガー
デンパーティーも咲き始めています。バラ以外ではサルビア(チェリーセージ)や クレマチス、ピンクの大輪ジョ
セフィーヌ・鮮やかな藍色の紫野の舞(しののまい)が咲き始めました。東側のイングリッシュローズや北側のつる
バラ達の蕾は未だ硬いですが、GW後半南側のバラ達は結構楽しめそうです。(写真は全て4月30日撮影です。)
2017年4月16日
花が残っている桜も未だ有ると言うのに初夏を思わせる週末となったここ練馬界隈、草花達は次々と咲き始め、クレ
マチスやバラの蕾はずいぶんと膨らみ、一気に春の装いに包まれてまいりました。
ここしばらく週末の天候に恵まれなかったり、水槽が不測のトラブルに見舞われたり…バラのお世話が滞ていた中、
気が付けば当店南側のバラ達は 枝と言う枝のてっぺんにびっしりと花芽を付けておりました。中には大きく膨らみ
色づいて、ここ数日中には咲いてしまうのではないかと思わせるような蕾もいくつかありました。例年開花が始まる
のは早くても4月25日以降でしたので 今年はかなり早そうです。もっとも東側・北側のバラ達は天候不順の影響
もあってか若干成長が遅れ気味ですので、今後の天候が気に成るところです。(写真はすべて4月16日撮影です。)
2017年1月13日
暖かな正月が一変 本格的な冬将軍到来の昨今、咲くも・散るもできず 当店のド根性バラ達も流石に厳しい状況に
追いやらててきたようです。そろそろ剪定・誘引をしてあげないといけませんね。
プリンセス アレキサンドラ オブ ケント グラハム・トーマス ピエール ド ロンサール
つる プリンセスミチコ ザ・ウェッジウッド・ローズ つる ファンタジア
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2016年10月2日
久々の青空に恵まれた日曜日、今年も当店入り口に有るストレチアが開花し始めました。未だ真っ直ぐに伸びた花芽
も多いので ここ一か月程は楽しめそうです。そして可愛らしいお客様もやって来ました。そうツマグロヒョウモン
蝶(雌)です。こちらがカメラを向けているのも委細構わずオキシペンタラム(ブルースター)の蜜を貪っていまし
た。悪天候にずっと耐えていたのでしょうか…羽根も若干傷んでいました。このツマグロヒョウモン、一昔前まで練
馬界隈で見る事はありませんでした。が、ここ数年夏から秋にかけて良く見かけるようになりました。どうやら定着
したのかもしれませんね。これも温暖化の副産物でしょうか…。一方肝心のバラ達ですが、花芽も増えてそこかしこ
で咲いています。そして香りも真夏に比べてだいぶ強くなってきました。でも、まだ花は小さくて 色ももう一歩、
秋の本格シーズンにはもう少しです。今年は高温多湿、日照時間減少のダメージが大きいようです。気持ち良い秋晴
れが待ち遠しいですね!
ストレチア オキシペンタラムに吸蜜中のツマグロヒョウモン蝶
ドフトボルケ ガーデン パーティー
2016年5月11日
雨に強風、梅雨を思わせる高温多湿、ここ練馬界隈はバラにとってかなり厳しい天候が続いております。あのカラッ
と澄みきった五月晴れはどこへ行ってしまったのでしょう…。これも温暖化の影響なのでしょうか、九州地方でも大
雨が襲ったようで、被災された方々のご苦労はいかばかりかと心が痛みます。
そんな人の心を知ってか知らずか、バラ達はずんずん咲き進んでいます。今後の天候次第ですが、この勢いですと、
今週末から来週いっぱいが最高の見ごろとなりそうです。
店舗北側テラス入り口付近: この気温でイングリッシュローズ達は一気に開花しました。未だ花芽もたくさん有り
ますが、パッと咲いてパッと散る…イングリッシュローズにとっては少し気温が高すぎです。(写真下 今朝撮影)
店舗入り口(アーチ付近): ファンタジア・プリンセスミチコは咲き始め。ブラッシュノアゼットは未だ蕾状態で
す。イブピアッチェがまるでピンクのアジサイを思わせる巨大な花を沢山咲かせていました。(写真下 今朝撮影)
店舗南側エリア: ガーデンパーティー・アルティシモ・ジャストジョイは最盛期を過ぎ、二番花の準備中。ドフト
ボルケ・ウェスターランド・スワンレイクが見ごろ。後半の主役ピエール ド ロンサールが開花始めました。
店舗北側テラス: ティファニーが見ごろを迎え、ジョセフィンブルース・春風は五分咲き。その他はこれからとい
ったところです。
2016年5月6日
先月末と4日未明の暴風雨によって せっかく咲き始めた花や蕾をずいぶん痛めつけられてしまいました。が、それ
にもめげず、このところの暖かな陽気に誘われて バラ達は一気に開花してまいりました。今のところ昨年を若干上
回る早いペースで咲き進んでおります。今後の気象状況にもよりますが、今週末から見ごろを迎え、今月末あたりま
でバラ達の豪華な競演を楽しめそうです。
店舗南側エリア:5月5日撮影 (手前の赤いバラはドフトボルケです。)
2016年4月27日
このたびの「熊本地震」の被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。
そして一日も早く地震が収まり、平穏な日常に戻られることを切に願っております。
このところ立て続けに起こる自然の猛威に驚愕している間にも練馬界隈では桜の花に代わって、ツツジやハナミヅキ
が美しく咲き誇り、いよいよバラのシーズンも目前に迫ってまいりました。自然の脅威と恵みの狭間で、いつも変わ
らぬ、この季節の移ろい。そのような事柄からも古人は世の無常を感じ取っていたのでしょうか…。
ここ数日の暖かい陽気に誘われて当店のバラもいよいよ開花が始まりました。今年はドフトボルケが一輪、朱色の大
きな花を咲かせ開花一番乗りを果たしました。そしてその後を追うようにアルティシモが次々と開花を始め、27日
朝の時点で、ガーデンパーティー、ダーシーバッセルそしてザ・ウェッジウッド・ローズもそれぞれ一輪ずつ咲いて
おりました。これは例年よりもかなり早く、それまで一番早かった昨年をもさらに上回る早いペースです。今後の気
象状況にもよりますが、このまま順調にいきますと、連休後半から見ごろを迎え、5月15日・22日の週あたりが
最盛期となりそうです。(因みに「カフェ・ド・ロゼ ローズカレンダー2016」表紙の撮影日は2015年5月
17日でした。)
現在バラ以外でも フロックス・プルモナリア・イベリス等の春の草花も残っており、クレマチス類もだいぶ開花し
ずいぶんと賑やかになってまいりました。一年で最も花の美しい季節です。お時間がございましたらどうぞお気軽に
お立ち寄りください。
写真上:アルティシモ 4月26日撮影
写真 左:コデマリ 中央上:サルビア ”パールピンク” 右:イベリス ’’センパービレンス”
中央中:クレマチス”紫野の舞”
何れも4月24日撮影 中央下:クレマチス”ジョセフィーヌ”
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2015年12月07日
エリア別に当店のバラ達の様子を少しずつご紹介するシリーズ。 今年最後は当店の顔とも言える店舗入り口アーチ付近のバラ達をご紹介いたします
店舗入り口(アーチ付近)![]() |
当店の顔とも言える店舗入り口のアーチ付近は 東南の角で、日当たり・風通しがとても良く、 毎春バラ達が一気に咲き揃います。6シーズン 目の今年は、株も充実し、花の大きさ、花数更 には開花の回数が一段と向上しました。クリス トファーストーンから始まり、つるファンタジ ア・つるプリンセスミチコ、そしてブラッシュ ノアゼットが次々と開花していく様は豪華絢爛 。筆舌に尽くしがたい美しさです。アーチが花 で埋め尽くされる姿は春だけのお楽しみですが 、つるバラ達も思いのほか繰り返し咲いてくれ ます。それにこの付近は四季咲きの種も多いで すので真冬以外は花が絶える事は有りません。 |
ブラッシュ ノアゼット つるプリンセスミチコ つるファンタジア
* ブラッシュノアゼット
今年も小さな花芽を辺り一面無数に付けて 殆ど絶える事無く次々と花を咲かせてくれています。見かけによら
ず、とても丈夫なバラですが、咲き始めの雨には要注意、完全に咲ききれないで蕾のまま茶色に変色してしまい
事があります。それでも”数は力なり!”当店アーチの東側半分は淡いピンクに染まり独特の甘い香りに包まれま
す。12月に入った現在でも寒さに耐えて次々と咲き続けています。
* つるプリンセスミチコ
つるファンタジアと並んで当店入り口アーチの主役です。目もくらむような鮮やかなオレンジ色。でもこれが上
品な色で、丸みを帯びた花弁も相まってとてもエレガント。五月晴れの青空にとても良く映えます。カタログな
どでは一季咲きと成っていますが、四季咲きと言っても過言ではないほど繰り返し良く咲いてくれます。もちろ
ん春一番に比べれば花数は減ってしまいますが、現在も美しく咲いています。
* つるファンタジア
当店アーチの主役。アーチ全体に鈴なりに開花した時は それは見事。花一輪でも良く見ると、表は紅色に近い
濃いピンクで裏はベージュのおしゃれなツートーンカラー。香りも優しいフルーツ系でとても爽やかです。今年
も「つるプリンセスミチコ」との華麗な競演を堪能する事が出来ました。(12月に入った現在も今年最後の競
演を見る事が出来ます。)
つるクリストファーストーン ポール セザンヌ イブピアッチェ
* つるクリストファーストーン
例年当店アーチでダントツの一番乗り、全体でも一・ニ位を争う早咲きで、今春も早々に真紅の巨大な花をたく
さん咲かせてくれました。そしてダマスク系の香りも素晴らしく、春(バラの季節)の訪れを実感させてくれる
バラです。株が充実した今年は、開花の回数も一気に増えて その存在感がますます大きくなって来ました。
* ポールセザンヌ
「つるファンタジア」の隣に植えられてからまだ2シーズン目。つるバラ達の強力な成長力に押され、期待した
ほど成長しきれませんでした。それでも黄色とピンクの絞り、咲き始めのビビットな色合いからパステル調へと
変化する美しい花を数多く咲かせてくれました。
* イブピアッチェ
今年も巨大な花をたくさん付けてくれました。枝が花の重みに耐えられるか心配に成るくらい豪華な花達です。
ダマスク系と言われるその香りも非常に華やかで、この花のゴージャスなイメージを一段と高めてくれます。そ
して次々と良く咲いてくれます。さすがに小振りに成ってしまいましたが、現在も木枯らしに耐えながら頑張っ
て咲いています。
ジュード・ジ・オブスキュア ボニカ82 クレマチス ”紫野の舞”
* ジュード・ジ・オブスキュア
「強烈なシトラス香の混じったグアバと、甘口の白ワインを思わせる香り」なる芳香を堪能したい衝動に駆られ
て昨冬アーチの脇にお迎えしてしまいました。まだまだ幼い樹ですが、しっかり花を咲かせて、その美しさと芳
香の一端を垣間見せてくれました。(想像以上に期待が出来そうです。)
* ボニカ82
つるバラを始め、大きく上に伸びる種が多いこのエリアで、赤か淡いピンクの修景バラを探していたのですが、
結局実績のあるこのボニカ82をお迎えしてしまいました。大きなバラ達の陰になってしまう時間が結構あるの
ですが、丈夫です。そして花が美しいです。さすがに殿堂入りのバラです。
* 紫野の舞(クレマチス)
暖色系のパステルカラーが多いバラ達の中でアクセントに成ってもらおうと、青・濃紺系のクレマチスをいくつ
か植えています。こちらもその中の一つ。アーチの足元、ブラッシュノアゼットの隣でその存在感を発揮してい
ます。ビチセラ系の”紫野の舞”(シノノマイ)と言う品種ですが、鮮やかな濃い紫は バラ達と互いに引き立て
合ってとても美しいです。
2015年10月29日
エリア別に今年春の様子を少しずつご紹介するシリーズ第3弾。 記事の更新をさぼっている内に早くも秋バラシー
ズンに突入してしまいました…。そこで今回は現状も加味してイングリッシュローズ中心の店舗及び北側テラス入り
口付近をご紹介いたします。
店舗・北側テラス入り口![]() |
当店入り口と北側テラスの間の(極狭い)スペ ースを大改造し、イングリッシュローズ達を植 えて3シーズン目。昨年とは見違えるほどみん な元気に成長してくれました。そして花の色、 形、香り、樹の姿…そのすべてに於いてそれぞ れ強烈な個性を発揮し始めました。又 同じ花 でも、咲き始めから咲き終わり、時間帯や季節 によっても変化しますので、その多様性には改 めて驚かされます。でも次々と咲き続ける開花 性の良さと耐病性の良さは皆同じ。(花持ちが あまり良くない事もですが…)どうやらイング リッシュローズの魅力にハマってしまったよう です。 |
ポート・サンライト ウィリアム・シェークスピア2000 グラハム・トーマス
* ポート・サンライト
かわいそうな事に当店水槽用クーラーの排熱吹き出し口や陰に成る看板が近くにある等、環境に恵まれていない
為、同期のバラ達に比べ、成長は遅れています。それでも頑張って次々と咲かせる花は非常に美しいロゼット咲
き。クォーター状にぎっしり花弁の詰まった中心部は上品な杏子色、それを淡い乳白色の花弁が縁取って清楚な
のに華やか。香りもティー系との事ですが、こころなしか杏の香りもするような…ついつい目が離せなくなる不
思議な魅力を持ち合わせています。
* ウィリアム・シェークスピア2000
先代を店舗南側に移植した後、なにを植えようか迷いに迷ったあげく結局再度同種をお招きしてしまいました。
やはりパステルカラーのバラ達の中で 少し紫が入った独特の深いショッキングピンクは存在感十分。辺りをギ
ュッと引き締めてくれます。それに形は絵に描いたようなクォーター咲きで香りも素晴らしく…知らず知らずの
内にこの個性的なバラの虜に成ってしまったのかもしれません…。
* グラハム・トーマス
まるでザ・ウェッジウッドローズと競い合うかのように大きく立派に成長しました。これはもはや四季咲きのつ
るバラと言っても良いのではないでしょうか? そして成長と共に花付きも格段に向上し、次々と房咲に咲き続
ける最盛期のそれは正に殿堂入りの面目躍如。甘いティー系の香りも辺り一面にふりまいて…ただただ素晴らし
いとしか言いようが有りません。
プリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケント レディ・エマ・ハミルトン ザ・ウェッジウッドローズ
* プリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケント
当店入り口の看板娘ならぬ看板バラ。今年も巨大な花を次から次へと付けています。ディープカップの咲き始め
からロゼット型へ、そして中心部がクォーターに分かれて…ほんの少し黄色を帯びたピンクも非常に美しく、つ
いつい引きつけられてしまう非常に魅力的なバラです。でもこの看板バラの所以はその圧倒的な開花性。冬を除
いてほぼ花を絶やす事無く咲き続けています。(あなたはエライ!)
* レディ・エマ・ハミルトン
今年新たにこのエリアにお迎えしたもう一種のバラ。まだまだ小さく頼りなげですが、ひとたび花を付けると一
際鮮やか。その美しさの片鱗を見せつけてくれます。そしてピンク・オレンジ・黄色が美しく絡み合ったその色
彩と共に、柑橘系?林檎?…なかなか上手く言葉に表せないソフトで爽やかなフルーツ系の香りも大きな魅力で
す。今後の成長がとても楽しみです。
* ザ・ウェッジウッドローズ
時と共につるバラとして大きく育ってきました。正にウェッジウッドのティーカップのような深いカップ咲きの
淡いピンクの花は、レンガの壁面に一際映えます。香りも花の色彩と同様にとても優しくて上品。これが房状に
に次々と咲き続けてくれるのですから…もう言う事は有りません。
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2015年8月27日
エリア別に今年春の様子を少しずつご紹介するシリーズ第2弾。 今回は大きく育ったつるバラがメインの当店北側テラスをご紹介いたします
店舗北側テラス![]() |
毎春当店で一番華やかに成るエリアです。フェ ンスに絡んだつるバラ達が多く、年に一度の艶 姿を見せてくれるのです。今春は初夏を思わせ る暑い位の陽気が続き、このエリアも早咲きの 「つるティファニー」から遅咲きの「ポスティ リヨン」まで一気に開花が始まりました。おか げで最盛期のその様は本当に見事でした!が、 その分、花を楽しむ期間がたいぶ短かくなって しまいましたので嬉しさ半分といったところで しょうか。又、このエリアは日照時間が若干短 いのですが、日差し・風通し・気温の変化等が 比較的穏やかですので鉢揚げレスキュー組のバ ラ達もここでリハビリさせています。 |
ウェスターランド ポスティリヨン つるジョセフィンブルース
* ウェスターランド
凄い生命力のこちらのウェスターランド。北側の一番奥と言う悪い条件の中でもいち早く成長を続け、今ではフ
ェンス上部の制空権をつるティファニーと二分しています。そして隣に植えられた、子に当たるビビットな黄色
のポスティリヨンとの共演は一見の価値ありです。今年は暑さで花持ちは良くありませんでしたが、花付きが良
かったせいでこの美しい共演を堪能する事が出来ました。
* ポスティリヨン
この花が咲きだすと春のバラシーズンが終わりに近づいてきたしるしです。と、ポスティリヨンの紹介時には枕
詞のように使っているのですが、今春は全てのバラ達の開花期、そして開花のサイクルが非常に早かった為に、
他の2番花が後を追うように咲き出してしまいました。でも青空に浮かび上がった鮮やかな黄色はとても爽やか
で、今年の暑さには一番マッチしたのはこの花なのではないかと思っています。
* つるジョセフィンブルース
光によっては黒くも見える。ベルベットの様な花弁の質感が非常に美しい真紅のバラ。樹が成長するにつれて花
の大きさ、花数共にずいぶんと向上して来ました。今年も大きな花が房咲に成って存在感は十分。パステルカラ
ーの多いこのエリアで圧倒的な存在感を示しています。そしてダマスク系?の香りも素晴らしく、ドアを開けて
いると店の中にもどんどん甘い香りが漂って来ます。
春風 つるティファニー ブラッシュノアゼット
* 春風
当店北側テラスの入り口にあり、このエリアを象徴するバラです。元気よくフェンスを這い上がり、その全てを
出しつくすかのように辺り一面を花で覆い尽くします。一輪一輪はけっして豪華とは言えませんが、朱色がかっ
た真っ赤な咲き始めからピンクへと変化して…最盛期の美しさはは本当に見事としか言いようが有りません。当
店の春バラシーズンを代表する花の一つと言っても過言ではありません。
* つるティファニー
毎年北側テラスで一番先に咲くつるティファニー。今年もかなり早い時期から大きな花をたくさん付けてくれま
した。根元に黄色を帯びた、朱鷺色とでも言うのでしょうか…独特の上品なピンクの花弁は非常に美しくやや厚
みを持った大きな花は存在感十分です。そして今年は、ジョセフィンブルースやウェスターランド達との共演も
なって一際艶やかに輝いていました。
* ブラッシュノアゼット
当店入り口アーチのブラッシュノアゼットと同期生ですが、こちらは日当たりの悪い場所に植えられた為か、成
長がだいぶ遅れてしまいました。それでも毎年薄桃色の小さな花達を一杯咲かせてくれます。さすがに世に出て
以来200年あまりも植え継がれて来ただけの事は有ります。一見ひ弱そうですが、ものすごい生命力です。そ
して嫌みのない独特の甘い香りがこの一角を癒してくれます。
スワンレイク セプタード・アイル ミセスピエールSデュポン
* スワンレイク
当店南側にあるスワンレイクと同種ですが、環境が違う為か、花の色・形が微妙に異なります。こちらは半剣弁
咲きと言った所で中心部のピンクも若干薄い感じがします。又、大きさはこちらの方が若干大きくて、今年も何
か違う印象です。でも他の花達のカラフルな色や若葉の緑、そして五月晴れの青空に一際映えるその清楚な美し
さに 違いは全く有りません。
* セプタード・アイル
北側テラス入り口、当店水槽用クーラーの排熱吹き出し口が近くに有って環境が良い場所ではありませんが、非
常に丈夫で大きく成長してくれました。花付きもとても良く、コロンと丸みを帯びた可愛らしい花を次から次へ
と咲かせます。特にこの季節は、隣の春風との相性が抜群。房咲の魅力を十分に味あわせてくれました。一度嗅
ぐと脳裏に焼き付いてしまう強烈なミルラの香りも健在…あなたもこの独特な香りに浸ってみませんか?
* ミセスピエールSデュポン
樹勢の強いつるティファニーとつるジョセフィンブルースの間にあってなかなか勢力を伸ばす事が出来ません。
古い品種ですので若干耐病性に劣り、葉を落としがちな所が原因なのかもしれません。今年も残念ながら花数は
少なかったですが、それでも周りに落ち着きを醸し出す不思議な雰囲気を持ったこの花の魅力を十分堪能する事
ができました。大切に育てて来年はもっと美しく咲かせたいと思っています。
ジャルダンドゥフランス ソレロ
* ジャルダンドゥフランス
当店南側エリアでウェスターランドとピエールドロンサールの間に挟まり成長が遅れていたこの花。今年は思い
切って鉢揚げしてリハビリさせています。結果、環境が合ったのでしょう、がぜん順調に成長し始め、放ってお
けば殆ど花が絶える事のない位 次々と花芽を付けています。でも、かなり強めに剪定していますので無理は禁
物。長い目で育てていこうと思っています。
* ソレロ
今春、いつもお世話になっているご近所の園芸店で衝動買。リハビリ組と共に鉢で育てています。が、やはり手
間のかからないバラと言われるだけあって とても元気。先輩のバラ達を差し置いて いきなり立派な花を咲か
せています。枝ぶりもしっかりして来ましたので今後がとても楽しみ。この冬は地植えしてあげようと思ってい
ます。
この他:本来鮮やかな藤色の大輪を咲かせる「つるマダムビオレ」は今期も残念ながらその美しい花を見せてくれま
せんでした。又、黄バラの雄ヘンリーフォンダもここでリハビリ中です。でも現在みんな見事なシュートを伸ばして
いますので来年に期待したいと思います。
2015年8月6日
猛暑が続くここ練馬界隈、当店のバラ達もさすがに夏バテぎみなのでしょう。あちらこちらで結構花は付けるのです
が 皆小粒で色も若干淡く感じられます。そこで、気分転換を兼ね、今春のバラ達の様子をご紹介させていただこう
と思います。
今年の春バラシーズンは初夏を思わせるような気温が続き、開花が例年より一週間以上も早まった所に台風崩れの強
風や大雨に叩かれる等々思いもよらぬ厳しい環境と成ってしまいました。それでも当店のバラ達はそれぞれみんな元
気いっぱい! 美しい花を咲かせてくれました。 第一回目の今回は当店南側エリアのバラ達をご紹介いたします。
店舗南側エリア![]() |
南向きの日当たり良いエリア。今年も当店の春 はここから始まりました。例年より早い4月下 旬から 早くもガーデンパーティーとアルティ シモの競演が始まり、ドフトボルケ・ジャスト ジョイ親子、そしてピエールドロンサールへと 主役を変えながらの約3週間。総じて気温が高 い中で始まった今年の春祭りは 夢のように華 やかに、そしてあっと言う間に過ぎ去ってしま いました。今年は場所が悪く生育が遅れたブル ーパフュームとジャルダンドゥフランスは鉢揚 げして養生し、代わりにジュビリーセレブレー ションとウィリアムシェークスピア2000を お迎えしました。 |
ジャストジョイ ピエール ド ロンサール ドフトボルケ
* ジャストジョイ
西側にはエアコン室外機、東側からはつるバラのピエールドロンサールやアルティシモの浸食と、厳しい環境に
置かれていますが さすがに殿堂入りのバラです。アプリコットカラーの非常に目立つ巨大な花を次から次へと
咲かせました。(花の大きさとしては、当店のバラではイブピアッチェと双璧をなすのではないでしょうか。)
フリルのような波打ったやや肉厚の花弁は 台風崩れの大雨にもしっかり耐えてくれました。
* ピエール ド ロンサール
今年も春シーズン後半の主役はやはりこの花でした。アルティシモ、ガーデンパーティーと入れ替わるかのよう
に咲き始めたかと思ったら 次から次へと開花。しまいには隙間が無いほどギッシリと咲いてくれました。この
花の良さは、淡い色の割には花持ちが良い事と雨に強い事。大雨が上がった後、幾重にも重なった花弁に溜まっ
た雨露の重さに耐え、陽光に輝くその姿を見た時は…表現不能の美しさでした。
* ドフトボルケ
今年も早い時期から次々と見事な花を咲かせてくれました。大輪の花が樹いっぱいに咲き揃った姿は まるで燃
えているかのよう。そして辺り一面が得も言えぬ芳香に包まれます。ある朝、店舗を挟んだ反対側の水場で水槽
器具を洗おうとしたところ 何処からともなく爽やかな香り。洗剤でもこぼしたのかと思ったその香りが遠くか
ら漂ってきたこの花のものだと気付いた時の驚きは…別名のフレグラントクラウド(香りの雲)そのものです。
ガーデンパーティー ジュビリー セレブレーション ウェスターランド
* ガーデンパーティー
当店南側エリアの主役の一つです。今年も4月下旬から次々と花を咲かせています。淡い黄色がかった中心部か
らオフホワイトそして淡いピンクの縁取りへと続くグラデーションは期待に違わぬ美しさ。例年に比べ花の大き
さは さほどではありませんでしたが、美しさと数の多さが印象的でした。そしてこの花魅力の一つ、開花性の
良さも健在です。殆ど休む間もなく次々と咲き続け、猛暑が続く現在も進行中(まるで小さな白バラですが…)
* ジュビリー セレブレーション
鉢揚げ救済したブルーパフュームの空いたスペースをどうするか…悩んだ末にこの花を植えてみました。病気に
弱いブルーパフュームの影響か 例年このあたりは黒点病対策重点エリアでしたが、今年は隣のガーデンパーテ
ィーも含め、あまり発症していません。成長力も旺盛です。大きな樹に囲まれ決して良い場所とは言えませんが
しっかりシュートを延ばしています。豪華な花の片鱗も見せていますのでこれからがとても楽しみです。
* ウェスターランド
株が充実するにしたがい、花の大きさ、数そして美しさが激的に向上し、一躍スターに躍り出ました。が、少し
気を許すと その棘の多い堅い枝を四方八方に延ばしてしまうヤンチャ者。今まではシュラブとして剪定し抑え
込もうとしていましたが、昨年後半より つるバラと割り切って勢いあるシュートを延ばして見ました。途上の
今年は花数が減ってしまいましたが、周囲とのバランスは良さそう。しばらくはこの方向で行く事にしました。
アルティシモ スワンレイク ウィリアムシェークスピア2000
* アルティシモ
今年はついに当店開花一番乗りを果たしました。一重ではありますが、鮮やかな真紅に黄色い蕊がアクセントの
大輪の花が一斉に咲き出す様は 正に春シーズン序盤の主役と言ってよいでしょう。今や当店きっての大木に成
長しましたので尚更見事です。つるバラですが、完全四季咲き。開花性の良さも大きな魅力です。さすがに花数
は減りましたが 猛暑にも負けず現在も次々に花を咲かせています。
* スワンレイク
純白に中心部がほんのり桜色。花の形もいわゆる剣弁高芯咲きの正党派。香りもイメージ通りの優しいフルーテ
ィー系。誕生以来半世紀近く植え継がれているのも頷けます。今年もこの美しい花が一面に咲き乱れている姿を
見る事ができてとてもHappyな気持ちになれました。多少病気に弱くても、雨で直ぐ染みが出来てしまっても、
い~んです。この花はそう思わせる不思議な魅力を持った花なのです。
* ウィリアムシェークスピア2000
成長が遅れていた店舗入り口の株を移植しました。ピエールドロンサール等大きな樹に囲まれているとは言え、
より日差しの当たる南側、ずいぶん持ち直し幹もしっかりとして来ました。すると、花付きや大きさも一気に向
上し、本来の美しさを発揮し始めました。この花が咲くと辺りが一気に引き締まります。でもまだまだ成長途中
今後がとてもたのしみです。
スノーグース ボニカ82 ふれ太鼓
* スノーグース
アーチ付近から移植されて一年半、残念ながら未だ期待したほどの成長を見せてくれません。どうやら日差しの
問題とエアコンの排熱による温度が思った以上に影響しているようです。ただ花数と繰り返し咲きの回数は格段
に向上しました。純白に黄色い蕊の可愛らしい花がぎっしりと房咲に成る様は非常に美しく、何とか立派に成長
させたいと思わせる花です。
* ボニカ82
一昨年冬に新しくお迎えした若木です。昨年は今一つのパーフォーマンスでしたが、今春は一気に成長して来ま
した。何とも言えない美しい桜色の花がたくさん房咲きになって、これが次々に繰り返し咲きます。そして小輪
なのに、咲き出すと辺りが一気に明るくなるような存在感。さすがに殿堂入りバラですね。猛暑の今も咲いてい
ます。(さすがに房咲にはならず、でも花数が減った分 花が大きく豪華です。)
* ふれ太鼓
北側テラスでなかなか成長できなかった「ふれ太鼓」。時と共に鮮やかな黄色から目の覚めるようなオレンジに
変化し、これがが枝一杯に房咲に成る姿はとても美しく、つるバラなのに四季咲き性にも優れるバラ。これを南
西角で再チャレンジしました。でもやはり病気には弱いんですね。黒点病で葉を落としてしまい、なかなか期待
したほど成長できていません。ある程度大きくなるまで鉢揚げして集中管理した方が良いのかもしれません。
一昨年冬に屋根からの落雪で根元からポッキリ、大ダメージを負った「プリンセス ドゥ モナコ」は現在も鉢で養生
中。だいぶ回復して来ましたので、この冬は戻してあげたいと思っています。
2014年10月16日
Café de Roseバラ図鑑 2014年版が完成いたしました。
店内で自由にご覧いただける「カフェ・ド・ロゼ バラ図鑑」もお蔭様で第3版を数える事が出来ました。 今回は2014年春シーズンの写真を中心に全面改編し、写真集の様な図鑑に仕上がりました。 ちょうど秋バラのシーズンでもございますので、図鑑と見比べていただきながら、バラをご覧いただければ幸いです。 どうぞごゆっくりとお寛ぎください。
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今月のバラは、店舗入り口に植えられて4シーズン目。今や看板をも覆ってしまいそうな勢いで大きく成長した
「グラハム・トーマス」です。
店内で自由にご覧いただける「カフェ・ド・ロゼ バラ図鑑」(2014年版)からピックアップ致しました。
(一部2015年撮影の写真に差し替えました。)
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