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炭火焙煎珈琲と特選紅茶の店カフェ・ド・ロゼ

電話でのご予約・お問い合わせはTEL.03-5912-2044

〒176-0014 東京都練馬区豊玉南3-30-1


MARIN AQUARIUM カフェ・ド・ロゼ 海水魚水槽

 

海水魚イメージ

美しくレイアウトされた珊瑚達を背景に魚達が乱舞する、極上のマリンアクアリムはいかがでしょうか?  “より美しく より自然に”  珊瑚だけでも魚だけでも無い。目指しているのは珊瑚も魚も共存する美しく楽しいファンタジーな海です。あまり目にすることの無い 生きている珊瑚も間近でご覧いただけます。マリンリゾートに思いを馳せてみたり、ボ~っと魚達に癒されてみたり、はたまた環境保護を考えてみたり…。3mのカウンター全面にこの水槽の世界が広がっています。どうぞごゆっくりお楽しみください。



水槽便り


                                               ほぼライブカメラ 2017年1月15日撮影


2018年11月26日

  アクアリウムカレンダー2020


今年撮りためた当店の魚達の写真の中から季節感の有りそうなものを選び、カフェ・ド・ロゼ アクアリウムカレンダー2020を作成いたしました。 よろしければパソコンの壁紙等でお使いください。

* それぞれクリックしていただきますと、拡大いたします。

* カレンダーのさかな:
  表  紙    フェミニンラス(雄)とコーツラス(白・朱)
          右隅の縞模様はシマハギ
  1・2月    スダレチョウチョウウオ
  3・4月    ロイヤルグラマ
  5・6月    ブルーリーフクロミス(青)とパープルクイーン(ピンク)
  7・8月    ニシキヤッコ
  9・10月   ピンテールフェアリーラス
  11・12月  レンテンヤッコ幼魚

* ローズカレンダーのページへはこちらからどうぞ。 **ローズカレンダーのページ**





2017年2月28日

オグロベラのメス改め、カミナリベラのオス襲名披露!


本当に不思議な魚の世界。幼魚から成魚への成長によって、或いは性転換する事によって、はたまた婚姻色によって
等…、様々な理由で全くの別種の様に体形・体色を劇的に変化させる種が結構います。

以前オグロベラのメスでご紹介いたしました当水槽のベラも今年に入って大きく姿をえてしまいました! ず~っと
オグロベラのメスだと思い込んでいたこの魚、オスがいるのに同じオスへと性転換する可能性も低いし…と、疑念が
湧く中、色も形も全くあらぬ方向へ変化…。(後にアクアリスト諸氏からのご指摘を受けて、実はこの魚、オグロベ
ラでは無く、カミナリベラだった事が分かったのですが…)メスからオスへ性転換した事によって姿が大きく変わり
その結果全くの別種だった事が判明したと言う衝撃の結末を迎えたのでした! 今回はこの何とも不可思議解で神秘
的、かつ劇的な変化の過程をご紹介いたします。

● 写真は左クリックで大きくなります。

2015年8月9日(14時59分撮影)
当水槽にやってきて10日目、ようやく粒餌を食べ始めた頃。鮮やかな
ピンクが印象的ですが、若干おなかがへこんでいましたね。当時はオグ
ロベラのメスで信じて疑いませんでしたが、カミナリベラをググってみ
ると、確かに色こそ違え、その特徴的な鱗の幾何学模様が映ったメスの
映像が載っていました…
2017年1月9日(10時36分撮影)
上の写真から丁度1年5か月後、妙に色が黒っぽく変色していることに
気づきました。が、年末に配置換えをした照明の影響で日焼けでも起こ
したのかと思っていました。そのためピンボケ写真で大変恐縮ですが、
この時の写真はこれしかありません(言い訳:かなりのスピードで泳ぎ
回るのでとても撮影が難しい魚なのです)。でもよく見るとお腹の白い
部分がだいぶ少なくなって、既に性転換が始まっていたのでしょうね。
2017年1月14日(2枚とも10時51分撮影)
その5日後の姿です(写真2枚)。全体が黒ずんで…いよいよ何か異変
が起きているのだと気づき、この魚にフォーカスを当てて集中的に撮り
始めました。(相変わらず動きが早く、ピントを合わせるのが本当に難
しい魚です。レンズを向けるとフェイントすらかけてきます…)
体全体、ピンクにブルーのベールがかかった感じに色づき、お腹の白い
部分は完全に無くなりました。
そして体側と背ビレの付け根にそれぞれ細くブルーのラインが、さらに
は胸ビレの付け根上部にオレンジ色の斑点が薄っすらと見え始めてきま
した。

(この頃は未だ性転換途中の別種である事には気づきませんでした。)

2017年1月15日(16時51分・17時15分撮影)
たった1日半後の姿(写真2枚)ですが、ずいぶんと様子が変わってき
ました。
体色(特に背中側)はさらに色濃くなり、光の角度等によっては、やや
グリーンにも見えるようになってきました(写真上)。
体側と背ビレ付け根の2本のラインがよりハッキリと太くなり、それと
共に、新たに目を横切るラインと胸ビレ下のラインが薄っすらと浮かび
上がってきました。

また胸ビレ付け根のオレンジもより鮮やかに、そして眼の縁も赤く色づ
いてきたことが遠目からでも分かるようになってきました。

(オグロベラとは全く別の色彩・体形に疑念が生じ始めた頃です。正にカミナリベラの特徴が色濃く出始めていた時だったのですが…)
2017年1月21日(09時51分撮影)
劇的に動きが有った次の週末、変化はさらに続いています。
目の周りと胸ビレ付け根上側の赤い部分が更に鮮やかに目立ち、各ライ
ンもよりクッキリと鮮明に浮かび上がってきました。
でもこの時点では未だ全体の印象として張り・艶がなく、体色も紫に近
いピンクでした。

2017年1月28日(10時41分撮影)
さらに一週間後、体つきが大きく、張りが出、光の加減によってはピン
クがかった紫~鮎のようなグリーンへと玉虫の様に変化して…メタリッ
クな輝きがとても印象的。ラインも鮮やかに光って見えるようになりま
した。(いよいよ別種
の性転換と思うようにはなりましたが、恥ずかし
ながら 未だカミナリベラの存在自体を知りませんでした。)

2017年2月26日(11時11分・18時05分撮影)
さらにその一か月後、現在の姿(写真2枚)ですが、横幅も一段と太く
なり、見違えるほど堂々とした「カミナリベラ」のオスの姿になってい
ます。さほど大きさが変わらなかったオグロベラのオスと比較するとそ
の急成長ぶりに驚かされます。(写真下)
2月に入ってからは体格以外、見た目には大きく変わっていませんので
性転換の劇的変化もこれでひとまず終了したのだと思われます。

ボツボツ オグロベラと共にお嫁さん探しをしてあげないといけません
ね。



* 2017年3月2日に加筆いたしました。


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2016年8月10日

残暑お見舞い申し上げます。


光陰矢の如し!月日が経つのは本当に早いものですね。気が付けば水槽便りの更新…一年も滞っておりました。
そこで昨夏に敢行したプロジェクトのその後の様子をご報告させていただきます。

オグロベラ餌付け、長期飼育チャレンジ:


なかなか餌付かない上 食が細くて心配させられましたが、今では丸々と太り元気に泳ぎ回っています。特にメスは
とても積極的で、当水槽の並み居る猛者達を差し置いて粒餌にも真っ先に飛びついて来ます。それに比べるとオスは
控えめ。寝坊と言う事も有るのでしょうが、毎朝一番最後にやって来てやっと餌にありつくような始末。一瞬何かト
ラブルでもあったのかと不安にさせられる事もしばしばです。それでも日中は2匹ともほとんど岩陰に隠れることも
無く所狭しと泳いでいます。おかげで一時期 日焼けで黒ずんでいましたが 太って成長するに従いまた美しくなっ
てきました。それからこの魚、砂に潜って寝ますが、就寝中の体色はどんな色だと思われますか…? 夜中、水槽掃
除の最中に寝ている近くでゴシゴシとやってしまうと砂から飛び出して来る事があります。が、なんとオスもメスと
同じようなピンク色! 寝ぼけてよたよた泳いでいるうちに青い縞模様が浮かび上がってきます。不思議ですね~。

ピンテール フェアリー ラス家族化計画:


↑ただいまオスに転換中(フラッシングも練習中です。) ↑成熟したオスの美しい姿(尻ビレの上が赤いです。)
                         ↓普段は尻ビレの上(お腹から尻尾にかけて)は白いです。

成熟したオス・立派なメス・未成熟な半オス・メスの幼魚(大きい順)のピンテールラス4匹を当水槽にお迎えして
早くも一年が経ちました。当初心配していた喧嘩をする事も無く、餌付け等もまったく問題ありませんでした。が、
この間アクアリストだからこぞ味わえる興味深い動きを観察することができました。

第一章:家族か2ペアか
    このピンテールラスを含むイトヒキベラの仲間は同種同族のオスどうし激しく喧嘩します。このため立派な
    オスとメスそして未成熟な半オス君と幼魚の2ペアで無難に別々の水槽で飼育するのか、それとも家族のよ
    うな群れを目指し、あえて同じ水槽で一緒に飼育するのか…悩んだ挙句4匹まとめてメイン水槽にお迎えす
    ることにしました。半オス君がかなり小さく、メスの特徴も未だ色濃く残していたための判断でした。
第二章:半オス君メスに戻る
    当初の心配をよそに大小2ペアで仲良く泳いだり、メス系3匹が群れのように一緒に泳いだり…平和な日々
    が続いていました。すると 気が付けばあの半オス君 な・な・なんとメスに戻っているではないですか!
    不思議ですね~。そう、このベラの仲間やハナダイ・キンチャクダイの一部等、種類によっては性転換する
    のです。(ベラ類を始め一般的にはメスからオスに性転換する=雌性先熟が多いですが、あのニモのカクレ
    クマノミ等 クマノミの仲間は反対にオスからメスへと性転換します。=雄性先熟)
第三章:オスの舞
    メスが3匹となった結果、大きなオスを中心に家族のような関係が生まれてきました。そしてそのことを象
    徴するかのようにオスが一段と美しくなり、あらゆるヒレをピンと伸ばしてアピールすることが頻繁になっ
    て来ました。他の魚を威嚇するときも同様の行動をしますが、特にお気に入りの一番大きなメスに向かって
    水面近くの高い所からヒレを広げたかと思うと一気に突進して行きます。この時、背ビレの下が鮮やかなピ
    ンクに、そして尻ビレ上のお腹のあたりが真っ赤になって…婚姻色? ただこの行動、元半オス君や幼魚に
    対しても時々行います。
第四章:衝撃の裏切り
    3匹のメス達はとても仲が良く、大きなメスを中心に一緒に泳ぐ姿も散見されて まるで母子のよう。オス
    もこの大きなメスに求愛行動を盛んにとって…家族化計画大成功!…と思いきや…魚の世界も人間同様そう
    は甘く無いようです。
    ある時大きなメスがやけに黒ずんでいる事に気づきました。当初は4年ぶりに照明器具(メタハラ)の電球
    を替えたので日焼けしたのかと思っていました。でも背ビレ・尻ビレ全体に色が乗り始め、体側のブルーの
    ラインが濃くなってきて…何か様子が変です?? なんと相思相愛だと思っていたあの成熟した大きなメス
    が、あろう事かオスに性転換し始めたようです! いったい彼女の心境にどんな変化があったのでしょう…

この興味深い物語は現在も続いています。どうやらあの大きなメスの決意は固そうで、オスの隙をついては全てのヒ
レを目一杯広げてアピール(フラッシング)の練習をしています(未だ下手ですが…)。オスはこの行動を見つける
とやはりフラッシングで威嚇します。今のところ喧嘩には至っていませんが、この一家にチョットした緊張状態が起
きているのは間違いありません。もし当店にお越しいただく機会がございましたら ぜひこの奇妙な関係を想像しな
がらご覧ください。きっと魚たちの不思議な世界に魅せられてしまうことでしょう…

↓フラッシングの練習中にオスが威嚇している瞬間。オスもフラッシングしていますが、尻ビレの上は白いです。

この一家のその後の様子は また折を見てご報告させていただこうと思っております。(乞うご期待)

こぼれ話:
コーラルフリークス誌Vol.19で遅ればせながら知ったのですが、学名も和名も無かったこの通称ピンテール(フェ
アリー)ラスが今年(2016年)5月にようやく 学名:Cirrhilabrus isosceles Tea, Senou and Greene, 2016
和名:ハリオイトヒキベラ として発表されたそうです。よかったですねピンテール君


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2015年8月25日

懸案だったメイン水槽の右の根のリフォームを先日の夏季休業期間に敢行いたしました。さすがに5年も経つと珊瑚
が岩にしっかり活着していて岩ごと移動せざるを得なかったり、根元の岩を削り取ったり…結果的に、2個ほどの例
外を除いてほぼ全ての珊瑚を移動させる等、見た目以上に大がかりな作業と成ってしまいました。長年溜まり続けた
有機物やバクテリア等が想像以上に多く、一時水槽内はまさに(劇的ビフォーアフターお決まりの)天井解体時の大
粉塵のように 辺り一面真っ白に覆われてしまいました。この作業、魚達への負担を少しでも軽くしようと夜中に行
ったのですが、どうもこれが裏目と成ってしまった様で、元気だったフェミニンラスの大きい方のメスが行方不明に
成ってしまいました。(砂に潜って寝ていた上に大きな岩がゴロン…あまり考えたくありませんが可能性大です。)
このところ一段と大きく成長し、雄に成りそうな期待の星でしたので痛恨の極みです。その他ハナダイ一匹がポップ
アイに、小さなスゲ系のミドリイシが一部白化する等犠牲も決して少なくありませんでした。
そんな工事から約一週間、期待した通り影の部分がずいぶんと減り、流もスムーズに潮通しが良く成ったようです。
作業で折れてしまった珊瑚達の枝にも既に共肉が覆い始め、魚達も珊瑚の間を出たり入ったり…新しい棲みかにだい
ぶ慣れてきたようです。そんな現在の様子をまとめましたのでご覧ください。


2015年8月7日

当店は8月11日(火)より15日(土)まで夏季休業とさせていただきます。お客様方にはご迷惑をおかけいたしますが 何とぞご了承の程よろしくお願いいたします。

この5日間の休業期間を利用して、今までなかなか出来なかったレイアウトの変更等を敢行しようと計画しております。当水槽では現在3件のプロジェクトが進行中です。休業明けはリニューアルした水槽をご覧にお越しいただければ幸いです。


プロジェクト 1: ピンテール フェアリー ラス家族化計画

2015年8月7日現況 一度は育ててみたいと十年以上思い続けていた幻のピ
ンテールフェアリーラスが、最近になって思いもかけ
ず大量に流通し始めました。(貴重な魚ですので乱獲
せず種を守り、今後は少しずつでもコンスタントに入
るように願っています。)この結果 縁あって見事な
オスとメス、未成熟な半オス、それに他のイトヒキベ
ラ幼魚と区別がつかない位の 可愛らしい幼魚、計4
匹を当水槽にお迎えする事が出来ました。2ペアを別
々の水槽で飼うのか、それとも一緒にするのか…迷っ
た結果まとめてメイン水槽で飼育する事にしました。
自然界では一匹の雄が複数のメスとハーレムを形成し
て生活しているようですので、これに近付けてみたい
と思ったからです。果たしてどうなる事でしょう…。

      入居日   水槽の慣れ   餌付け    他魚との相性    同種との相性
♂10cm弱  7月31日   問題なし    問題なし   問題なし      無関心
♀ 7cm弱   7月31日   問題なし    問題なし   問題なし      ☟と小競り合い
♂♀6cm  7月30日   問題なし    問題なし   問題なし      ☝と小競り合い
♀ 3cm強   7月30日   概ね隠れている 問題無さそう ハナダイに追われる 怖がっているが☝3匹は無関心

2015年8月22日現況  
未だ学名も正式名も無く深場にひっそりと生息する幻
のイトヒキベラ、通称ピンテールフェアリーラス。筆
者の中ではキシマハナダイと並ぶ憧れの存在でした。
そしてそれは期待に違わぬ非常に魅力的な魚でした。
特にオスは水槽に慣れるに従い、目に見えてその鮮や
かさが増して、メス達に対しても頻繁にヒレを目一杯
広げてアピールをする様に成って来ました。思ったよ
り早く婚姻色を見せてくれるかもしれません。但、深
場のイトヒキベラですのでやはり日焼けが心配です。


(半オス君も入れて)3匹のメス達。当初は小競り合
いを演じていましたが、今ではすっかり慣れて家族の
よう。一緒に泳いでいる姿も数多く見られるように成
って来ました。(アクアリスト至福の時です。)一番
大きなメスは特にオスのお気に入り。頻繁にアピール
されていますが今のところ全く興味は無いようです。
一方半オス君と一番小さなベビーも大の仲良し。良く
一緒に泳いでいます。ひょっとしたら2組のペアが誕
生?アクアリストの夢は尽きる事がありません…。


プロジェクト 2: オグロベラ餌付け、長期飼育チャレンジ

2015年8月7日現況  

ピンテールフェアリーラスを見にショップさんへおうかがいしたところ、とても状態の良さそうなオグロベラがいた
ので、思わず一緒にお連れしてしまいました。(左の青緑がオス、右のピンクがメスです。)手ごろなサイズの緑系
の魚は意外に少なく、その意味でも貴重な魚ですが、とにかくこの魚、砂に潜って出てこないわ、餌付かないわ…飼
育するには少々手ごわい魚です。果たしてどうなる事でしょう…。
     入居日  水槽の慣れ    餌付け       他魚との相性 同種との相性
♂9cm弱 7月30日  給餌時に出て来た クリルに興味示す  若干の怯え  無関心も側面に映った我が身に関心
♀9cm弱 7月30日  朝から泳ぎ回る  粒餌食べた?    ほぼ問題なし 無関心も側面に映った我が身に関心

+

2015年8月22日現況  
オグロベラ オス(青緑)
水槽の環境にも慣れてようやく餌付き、メスと一緒に
泳いでいる時も少しずつ増えて来ました。が、やはり
手ごわい魚でした。朝の給餌時間前に起きるまで5日
。夕方消灯時までちゃんと起きているのに10日強。
完全に餌付くまでには2週間強…。お陰で他の魚達が
皆メタボに成り、藻が大量発生してしまいました。


オグロベラ メス(ピンク)
初日から直ぐ給餌時に起き出し、消灯時まで泳ぎ回る
等、オスに比べ総じて早いタイミングで当水槽に慣れ
た優等生。粒餌にも10日ほどで餌付いたのですが…
痩せてしまいました。食が細い上に寄生虫でもいるの
でしょうか? 難しい魚です。最近はだいぶ食べるよ
うになりましたが、未だ気を緩める事は出来ません。



プロジェクト 3: メイン水槽リフォーム (目指せ劇的ビフォーアフター)

ビフォー(2015年8月2日撮影) 東京都練馬区にある問題を抱えた水槽がありました。
カフェドロゼメイン水槽左の根。築5年余りのこの水
槽が抱える問題。それは…大きくなりすぎた珊瑚達に
よって光や流れが遮られ、さらには伸びた枝が珊瑚ど
うし、はたまた側壁に当たって成長が阻害されてきた
事です。住人の珊瑚や魚達が願うのは、十分に光が当
たり流れが良く通る水槽。他人を気にせず思い切って
成長できる空間がある水槽です。そんな切なる願いを
受け、一人の男が立ち上がりました。水槽担当者。人
は彼をアクアリストと呼びます。そんな彼の為にカフ
ェドロゼが用意したのはたった5日間の猶予…。アク
アリストの挑戦が始まります。果たしてみんな喜んで
くれるでしょうか…???
アフター(2015年8月22日撮影) それでは アクアリストが5日間と言う限られた期間
の中、大胆にそして繊細に仕上げたそのリフォームの
全貌をご覧いただきましょう。八方伸びきった枝で遮
られた光や流れ、それが…何と言う事でしょう…広い
空間を取り戻し、コンパクトながら伸び伸びと…見違
えるほどの大変貌?を遂げました。無駄に高く成長し
たエダコモンを中段奥に移動させて流れを良くし、大
きく横に伸びたトゲホソエダやクシハダを低く再配置
したので明るく、壁面まで伸びたエダ系達も角度を変
えたり分割したので掃除も楽にできるようになりまし
た。完成を待ちわびていた魚達が早速珊瑚や岩の間を
出たり入ったり大喜び。古株のニシキヤッコはもとよ
り 新参のピンテール3姉妹等、ほぼ3分の1の魚達
がここを棲みかに決めたようです。きっとみんな益々
綺麗に、そして長生きしてくれる事でしょう…!


                                             RETURN TO TOP

2015年4月15日


当店の水槽は昨年暮れよりあまり大きな変化が無く、ついつい水槽だよりの更新も滞りがちになってしまいました。
お蔭様で珊瑚達も順調に成長して…と言うよりも、光が良くあたる上部の珊瑚達が成長しすぎて、中段以下の珊瑚達
に上手く光が届かなくなって来ました。(大自然の中では人知れずこの様な生存競争が日々繰り広げられているので
しょうね。)ライトや珊瑚自体の位置を調整する等して対応してまいりましたが、そろそろレイアウト変更等 抜本
的な対応を考えなければならない時期が近付いてきたようです。

 

その様な中、久しぶりに新しい仲間が加わりました。ヤイトヤッコ、大小2匹のメスです。(写真上)パールホワイ
トと言っても良い位の淡いブルーグレーから背中に向かってレモンイエローにグラデーションされて行く色合いは長
い尾を引く体型とも相まってとても爽やか。そしてどこか和風の顔立ちでとても可愛らしい2匹です。(この子たち
はニューカレドニア出身なのですが…)当水槽にやって来て2週間余り、周りの魚達にも受け入れられて悠々と泳ぎ
回っています。オスに性転換する事でも知られている種ですので、今後は大きい方の変化に注目していきたいと思っ
ています。




2014年8月1日

暑中お見舞い申し上げます。気持ちよさそうに泳いでいる魚達の姿を見ていただいて少しでも涼しく感じていただけ
ればと思い 久しぶりに水槽の写真を撮ってみました。このところあまり話題が見つからなくて ついついアクアリ
ウムのページを更新しそびれておりました。(頻繁に更新されているアクアリウムブロガーの皆様の研究心、情熱そ
して努力には本当に頭が下がる思いです。)



 ☝ ホワイトバードボックスフィッシュ: この子は二代目です。先代は昨秋の水槽トラブルで犠牲になってしま
   いました。この子は夏バテさせないよう水温22.5℃をキープするようにしています。(電気代心配ですが…)



 ☝ ニシキヤッコ: 相変わらず親子のように仲が良いです。小さい方は甘えん坊。でも時折度が過ぎて怒られた
   りと、まるで小学生低学年の様な感じですが、気がつけば体側の白い横縞の数がだいぶ増えて来ました。



 ☝ フェミニンラス: こちらも三匹仲良く泳いでいます。メス達もずいぶんと大きくなり、そして個性もハッキ
   リして来ました。大きい方は積極的。そして小さい方はやや控えめですが、こちらの方が色鮮やかです。



 ☝ バンディットエンゼル: 一昨年暮れにやって来て以来成長し、大きくなり続けていましたが、この所ちょっ
   と足踏み状態。ず~っとこのままの大きさでいてくれると嬉しいのですが…。


+ + +


2014年4月25日

フェミニン ラス(サウスシーズ ラス・ブルーストライプド オレンジ タマリン):

先日発売された コーラルフリークス VOL.10 掲載記念として フェミニン ラスを改めて紹介させていただきます。
写真上が昨年12月にお目見えした幼魚(メス)2匹の内の大きい方です(殆ど見分けがつかないくらいの違いです
が…)。 下が当店の水槽でオスに性転換した雄姿です。 どちらも美しいサンゴにとても良く映えます。



美しいサンゴに美しい魚達…、大自然の創造力って本当に凄いですね。 


+ + +


2014年4月21日

このところフェミニンラスの話題だけでしたが、当店メイン水槽を仕切っている4匹のボス達をご紹介いたします。

バンディット エンゼルフィッシュ(白に黒いライン):
 2012年暮れに当水槽にやって来たこの4匹の中では一番の新参者です。 当時は6.5cm程の未だあどけなさ
 が残る可愛らしい子でしたが、今では当水槽一ニを争う巨漢に成長しました。 ずる賢い悪。 餌取りのうまさは
 この子の右に出る者はいません。 

ナンヨウハギ(ブルーに黄色い尻尾):
 2012年7月に500円玉に尻尾が付いた位の大きさで当水槽に来ました。 くるくる巻けるかと思うくらい紙
 の様に薄くて可愛かったのですが…。 ハギの仲間としては比較的大人しいので救われていますが、新入りに対し
 て一番最初に反応するのはこの子です。

イヤールズラス(赤くて細長い体型):
 2012年6月に大小ペアでやって来ました。 当初はとても小さなメスの幼魚で、いつも大きなオスに追いかけ
 まわされていましたが、今年に入ってから立場は大逆転。 年老いて穏やかに成ったオスを反対に追いかけるよう
 になって、さらに2月にそのオスが亡くなるやいなや あっという間に自分がオスに性転換してしまいました。

ニシキヤッコSr. (オレンジ色に白い横縞):
 昨夏にはマリンアクアリスト誌の表紙を飾り一躍グラドルデビューを果たしましたが、実は昨年秋に10周年を迎
 えた当水槽の長老です。 賢くて穏やか。 当水槽が平和に保たれているのもこの子の存在が大きいと思います。
 ただチヂミトサカやトゲトサカを引きちぎって食べるのやめてくれないかな~。(あのトゲトゲ痛くないの?)












美しいサンゴに美しい魚達…、大自然の創造力って本当に凄いですね。 




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今月の魚


店内で自由にご覧いただける「カフェ・ド・ロゼ さかな図鑑」から今月の海水魚として抜粋し 掲載いたします。
今月は見ていて飽きる事の無い名脇役「ヒトスジギンポ」です。




追記: 本文では体長を「せいぜい7~8cm止まり」としておりますが、2015年1月現在で10cmくらいまで
    大きく成長してしまいました。

「カフェ ド ロゼ バラ図鑑」 2014-15年版は現在執筆中です。


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店舗イメージ

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カフェ・ド・ロゼ

〒176-0014
東京都練馬区豊玉南3-30-1
TEL.03-5912-2044
FAX.03-5912-2044


  Rose Style
コーラルフリークス誌でRose Style
と題したコラムを執筆中です。

2021年6月3日発売の最新号(Vol.34)
=水流 それは水槽の大動脈・大静脈=

次号Vol.35は
=ロゼ流 水流管理法=
を予定しております。




2019年9月4日発売のコーラルフリークスVol.29における特集記事に当店の水槽及びサンゴ飼育の考え方が掲載されました。 (表紙・巻頭見開きは当店の水槽です。)



2017年3月18日発売のマリンアクアリストNo.83で発表されたフォトコンテスト2017に入選いたしました。



2016年10月31日発売のコーラルフリーク
スVOL.20の特集記事に当店の水槽が掲載
されました。又、同誌で発表されたフォト
コンテストで入選いたしました。



2016年6月20日発売のマリンアクアリストNo.80で当店の魚達が掲載されました。
(創刊20周年おめでとうございます。)



2016年3月22日発売のマリンアクアリストNo.79で発表されたフォトコンテスト2016に入選いたしました。



2015年6月19日発売のマリンアクアリス
トNo.76に当店の魚達が掲載されました。


2015年4月30日発売のコーラル フリーク
スVOL.14に当店の水槽に対する考え方が
掲載されました。



2015年3月19日発売のマリンアクアリストNo.75で発表されたフォトコンテスト2015に入選いたしました。



2014年12月19日発売の「サンゴ飼育完全マニュアル2015」に当店の水槽が掲載されました。



2014年12月18日発売マリンアクアリストNo.74に当店の水槽が掲載されました。



2014年4月22日発売コーラルフリークス
VOL.10に当店の水槽が掲載されました。



2014年3月18日発売のマリンアクアリスト No.71で発表されたフォトコンテストに当店の写真が入選いたしました。



マリンアクアリスト2014年カレンダー3月に当店ニシキヤッコが抜擢されました。



マリンアクアリストNo.68 2013年7月号
に当店水槽が掲載されました。
(表紙は当店のニシキヤッコSr.です。)